一緒に暮らす家族の遺品整理

一緒に暮らしていた家族を亡くした時の心境は計り知れないもの。しかし、だからこそ生前からどのようにその後の対処を行うのか考えておきたいものです。
以前にお母さまを亡くされた方の体験談から、遺品整理のタイミングやポイントなどを見ていきましょう。

父を亡くし、母の遺品整理時の後悔を思い出しました

早くに母を亡くし、その後父の介護をするために会社を退職して田舎に帰ってきました。母が亡くなった時には何もしてやれなかった、という後悔が強く、せめて父には孝行しようと考えての行動です。

その父も亡くなり、振り返るのはやはり母が亡くなった時のこと。母が亡くなった時には、遺品整理に関しても「ああすれば良かった」という気持ちばかりで……やはり知識としっかりした準備が必要なのだ、と思い知りましたね。

一番の後悔は、母の着物をすべて譲ってしまったこと

中でも一番やってしまった、と思ったのは、母の着物をすべて譲ってしまったことです。生前親を気がけてくれていた近所の方がいて、この機会にと「良ければ1着もらってくれませんか」と言ったら、どれにするか決めきれないと言うんですよ。

だからお世話になったし、とすべて譲ったら、数年後に結婚した妻が「もったいない。いいお金になったのに」と…一般的に、そんなに価値のあるものだとは知りませんでした。母があの時着ていたな、といつまでも感傷に浸ってしまうのもきりがないと考えていましたが、やはり遺したいもの、不用なもの、差し上げるものはまずしっかり決めなければ駄目ですね。

タイミングは落ち着いてから、がおすすめ

あとは、年を取ると物を片付けるのもひと苦労なので、親の荷物は多いのが普通だと思うんです。整理の手間を考えると、生ものを除きタイミング的には亡くなって少し落ち着いてから、がいいんじゃないかな。

ゴミ袋に入れて収集日に出すのはかなり大変ですから、ゴミ集積所に車で持って行くのがおすすめです。

想い出の品は慎重に仕分けすることが大切、ということですね。
亡くなった直後は葬儀等で忙しくなるので、タイミング的にはしばらくしてから、が良いようです。

遺品整理の体験談まとめ

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