遺品供養・合同供養

故人のものだからこそきちんとしたお別れを

遺品の処分に関して、『ただ処分してしまう』ことに、抵抗を感じる遺族の方は多いでしょう。故人が大切にしていた品物だからこそ、遺品に対して「供養」という形で、きちんとお別れをしたいという希望は多いのです。
このページでは、愛用品などを弔う遺品整理の現場供養や合同供養について説明します。

現場供養と合同供養の違いとは?遺品整理の供養手段

遺品整理の合同供養のイメージ 故人が使っていた品々を片付ける遺品整理では、専門業者が遺品の供養にも対応してくれます。遺品整理の供養には合同供養と現場供養とがあり、その違いを整理してみましょう。

遺品整理の現場供養とは

文字通り遺品整理をする現場に僧侶が出向いて供養をしてくれるサービス。基本サービスとは別料金となるのが普通ですが、孤独死や事故死など現場で故人が亡くなった場合に依頼するケースが多いようです。

遺品整理の合同供養とは

遺品整理業者が複数の依頼者からの遺品をまとめて供養するサービス。遺品整理の作業日とは別日に、業者側が手配した場所に僧侶を呼んで供養を行います。遺品整理の基本サービスに含まれるケース、遺品が一定量まで無料のケースなどがあり、中には遺品整理とは別に合同供養だけをサービスとして提供している業者もいます。

遺品整理における合同供養の流れ

遺品整理の依頼と合わせて合同供養を依頼する場合、その流れは主に以下のようになります。

  1. 合同供養の申し込み
    遺品整理を申し込む時、合同供養も希望するなら同時に申し込みをしておきます。
  2. 合同供養する遺品の管理
    遺品整理の当日、合同供養する物品は仕分けして供養当日まで業者側で保管してもらいます。
  3. 合同供養当日
    所定の場所に出向いて、僧侶による供養を行います。合同なので複数の依頼家族などが参加します。
  4. 合同供養後の遺品の処分
    供養を終えた遺品は業者が処理施設で適切に処分します。

遺品整理で供養される傾向の物品とは

遺品の中で遺族が保管する物や形見分けする物以外でも、単純に不用品処分するには忍びない物もあり、それらは遺品整理の供養を利用する傾向が見られます。例を挙げると、衣服・人形類・写真やアルバム・趣味のアイテム・仏壇や神棚など。これらは、アイテムすべてを残しておくには量が多いものや、故人の思い出がより深い物といった特徴があります。

葬儀の際、故人の愛用品を棺に入れることがありますが、それとも通じる一種のお別れの儀式となります。

遺品供養はなぜ必要?必ず行った方がいい?

私たちが、遺品の処分に抵抗感を感じてしまうのには、「物には魂が宿る」という日本古来の考え方が大きく関係しています。そのため、故人の大切にしていたものには、亡くなった人の想いが宿っているような気がして、むげに扱うことがためらわれてしまうのです。また遺族にとって、親しい人が亡くなった悲しみにある中、その人との思い出のある品を捨ててしまうのは、心情的にもつらいものがあり処分に踏み切れない、というのもあります。

「遺品供養」は、そうした遺族の気持ちに寄り添い、遺品ときちんとした形でお別れする一つのプロセスとして考えられています。つまり遺品をご供養することは、亡くなった人に対する遺族の気持ちを整理するために、必要となる一つのきっかけでもあるのです。遺品供養は必ず行わなければならない、というものではありませんが、片付けが終わった後、物理的にも心情的にもスッキリとした遺品整理にするためには、ぜひ作業の一つに取り入れていただくと良いものだと思います。

遺品供養にかかる料金費用の相場は?

遺品供養を希望される方は多く、そのため多くの遺品整理業者でも、サービスの一つとして遺品供養は提供されています。

遺品整理業者の遺品供養には、「合同供養」と「現場供養」の2つの方法があり、ご遺族の希望で選択することができます。「合同供養」は、業者が他の方の遺品も一緒に寺院などへ持ち込み、僧侶に供養をお願いするケースで、「現場供養」は、遺品整理している現場に訪れて供養を行うケースです。こうした遺品整理業者の遺品供養の費用は、大体10,000円~50,000円程度とされていますが、供養を行う遺品の種類や大きさによっても変化があります。

また、業者によっては基本のプランに遺品供養が組み込まれている場合もあります。遺品の供養を検討されている方は、見積りを依頼する際に業者に対して、遺品供養を行っているか、基本プランに遺品供養が含まれているか、オプションならば料金はどのくらいかなど、しっかり確認しておくと良いでしょう。

遺品供養を自身で行う場合のマナーと注意点

遺品供養を遺品整理業者に依頼せず、ご遺族がご自身で行う場合は、寺院や神社にご自身が遺品を持ち込み、ご供養をお願いすることになります。故人が強く信仰していた寺院などがあれば、そちらでご供養してもらえれば、きっと故人も喜ばれることでしょうし、遺族の気持ち的にもスッキリとするでしょう。

しかし、ご自身で寺院や神社等に遺品供養を依頼される場合、マナーとして注意していかなければならないことが、いくつかあります。 まず第一に注意したいのが、事前の確認。寺院や神社にいきなり遺品を持ち込んでも、すぐに対応してくれるとは限りません。まずはその寺院や神社で遺品供養を行っているかを、事前に問い合わせて確認しておきましょう。

またそれぞれに、宗教的なマナーが存在します。例えば、神社に位牌や遺影を持ち込んだり、寺院に神棚を持っていくというのは、絶対にしないようにしましょう。また、教会では遺品供養を行っていないので、間違えて持ち込まないように注意しましょう。

遺品供養の口コミ体験談

  • 遺品整理をした時に、故人が作った作品も思い切って処分しようと思っていました。けれど、亡くなった方の作品なので粗末にはできないしどうしようかと思っていたところ、遺品供養というサービスがあることを知りお願いすることにしました。こんなサービスがあるというのは、本当にありがたいと思いました。
  • 一度は遺品供養としてお焚き上げしてもらおうと決めて引き渡したのに、どうにも後悔が募ってしまい、やっぱり手元に戻してくれるようお願いしました。でもすでにお願いした後だったので、戻らないと半ばあきらめていたのですが、有難いことに快く承諾してくれて心が救われました。もうこれは私の棺桶に入れてもらいます。
  • 遺品の中に様々なお守りやお札などがあり、むげに捨てることもできず、どう処分してよいかわからなかったものも、お引き受けいただけ、お焚き上げをしてもらえて本当に助かりました。その中でも特に外国のお守りは、もうどうしたら良いか困惑していましたので、有難かったです。安心感もあり良いサービスだと思います。