遺品整理と供養プランの有無

このページでは、故人の愛用品を供養してくれる遺品整理業者のサービスとはどんなものかを紹介します。

亡くなった方の大切な物だから、ただ捨てられない…

故人の愛用品であったり、遺族にとっても思い出のある遺品は、そのまま捨てるのはどうしても抵抗があるもの。遺品整理業者では、そうした想いに応えた、「遺品供養」を行っているところもあります。

思い出の品々を供養してくれる遺品整理の付随サービス

遺品整理の供養のイメージ 遺品整理では故人の愛用品をそのままゴミとして処分してしまうのではなく、きちんと供養してくれるサービスも用意されています。方法としては現場供養と合同供養(共同供養)の2種類。それぞれの概要を説明しておきましょう。

遺品整理に伴う現場供養

遺品整理をする現場に僧侶を招いて、遺族も立ち会いで故人の愛用品などを供養します。故人が生前、寝起きしていた部屋で、身の回りの品々を供養することで、片付けとともに遺族の心にも整理がつくというわけです。現場供養は遺品整理業者が僧侶の手配をしてくれますが、これは基本サ-ビスではなく、希望する場合に依頼できるオプションとなります。

遺品整理に伴う合同供養(共同供養)

合同供養は遺品整理に際して供養したい品々を一旦、遺品整理業者に預けて、後日複数の依頼者分をまとめて供養するもの。こちらは業者の施設などで執り行われ、僧侶を招いての合同法要となります。遺族の立ち会いも可能で、業者の中には基本サービスに含めているところもあります。

遺品整理で供養される割合の高い遺品

遺品整理で供養される遺品は全般的に故人の肌に触れる物や趣味の物、人形などが多いようです。衣服は古くから着物が形見分けとされていたように、故人の魂が宿るという考え方に基づくもの。

眼鏡、指輪、ネックレス、時計など身につける物や、寝具も供養されることがよくあります。また、人形やぬいぐるみなど思いが深そうな物も依頼が多いようです。

遺品整理業者を選ぶ際はきちんとした供養プランがあるか確認する

遺品整理業者の中でも僧侶を招いてきちんと供養してくれるところは、それを対応サービスとして公式サイトで明示しています。

合同供養は基本サービスに含まれるのか、別途料金がかかるのかなどは業者によって違いがあるので、見積もりでもしっかりチェックしてください。
現場供養となると、僧侶のスケジュール調整なども含めて、寺院と信頼関係のある業者でないと難しいので、供養プランがきちんとしている業者なら、遺品を取り扱う企業として信頼がおけると思います。

「お焚き上げ」とはなにか?依頼の方法とは

供養プランを提供している遺品整理業者の中には、遺品の「お焚き上げ」代行を行っているところがあります。お焚き上げとは、不用になったものを神聖なる炎で浄化して天上へと還す、という意味を持った儀式のことを言います。このお焚き上げという儀式は密教の護摩業が由来とされていて、日本では古来より、故人の愛用品やお守り、人形の供養などで、全国で行われている儀式。馴染みのある儀式といえるでしょう。
お焚き上げは神社仏閣で行われることがほとんどですが、最近では環境問題への配慮などから、専門の業者が行うケースも増えており、WEBサービスも登場しています。

「思い入れのある遺品をお焚き上げしてから処分したい」というご希望があるのであれば、まずお焚き上げ代行に対応してくれる遺品整理業者を探すのが良いでしょう。またお焚き上げは、当然ですが可燃のものだけに限られます。
遺品の種類によってはお焚き上げ出来ないものもありますので、業者にしっかり確認するようにしてください。

遺品整理業者と神社仏閣…どちらに遺品供養を依頼するべき?

遺品のご供養は、持ち込めばもちろん、神社仏閣でも引き受けてもらえます。お焚き上げの他にも、僧侶や神官がお経や祝詞を唱え遺品の供養を行う方法や、神社仏閣に遺品を収める、といった方法で遺品供養を依頼することができます。ただ現在、環境への配慮からお焚き上げを行っていないところもあります。またあまり大きいものは対応してくれないことも。どこへお焚き上げなどを依頼すればよいかわからない、という人も増えています。

もし故人の菩提寺がわかっているのであれば、そこのご住職に相談するのがベストかと思いますが、そうでないならば、遺品整理業者に供養の依頼をする方がスムーズかもしれません。

故人が深く信仰している宗教があり、遺品供養を引き受けていただけるのなら、そちらに依頼してみましょう。故人やご遺族にとくに宗派などこだわりがない場合は、遺品整理業者に依頼するのが良いでしょう。

PCやスマホなど、デジタル遺品の供養から、
「デジタル供養」まで…

近年では、パソコンやスマートフォンなどの「デジタル遺品」が増えてきています。
デジタル遺品の中にある重要なデータや個人情報の保管や削除、アカウントの抹消、ネット銀行や株取引などの停止や解約などをしておかないと、後で大変なことになってしまうケースもあるため、これらの処分はとても苦慮する遺品の一つです。

また、故人が愛用していたことや、中に入っている動画・写真などを考えると、デジタルデータの整理や確認が済んだ後は、こうしたデジタルデータやデジタル機器自体も、きちんと供養をしてから処分したい、と考えるご遺族の方もいらっしゃると思います。

PCやスマートフォンなどは、当然ですが燃やすことはできません。ですので供養の方法としては、僧侶や神官にお経や祝詞をあげてもらい、そののち適切な処分を行う、という形になります。

ただ最近では、データごと処分したいという方に向けて、デジタル遺品を800℃以上の強力な焼却炉を使って焼却し、宗教家が供養を行うサービスも出てきています。焼却の様子の写真や完了報告書も渡してくれるとのことで、今後こうしたデジタル遺品の供養サービスも多様化していくかもしれませんね。